悪意のあるオブジェクトが検出された場合
ファイルアンチウイルス、メールアンチウイルス、スキャンによって悪性コードが検出された場合、通知ウィンドウが表示されます。
通知ウィンドウには、次の情報が表示されます。
オブジェクトに対する処理として、次のいずれかを選択します。
- 駆除 – 悪意のあるオブジェクトの駆除を試みます。検出された脅威が既知の場合に選択できる処理で、オブジェクトの感染駆除が可能になります。
処理の前に、オブジェクトの復元や感染方法の確認が必要になった場合に備え、オブジェクトのバックアップコピーが作成されます。
- 隔離 – オブジェクトを隔離とバックアップフォルダーに移動して、コンピューターに脅威が及ばないようにします。検出された脅威が未知で、既存の駆除方法を適用できない場合に選択できる処理です。
隔離とバックアップフォルダーへ移動したオブジェクトをあとからスキャンした結果、オブジェクトのステータスが変更されることがあります。例えば、更新された定義データベースを使用してオブジェクトが感染したと判断され、処理される場合があります。それ以外の場合、オブジェクトは感染していないと認識され、復元されます。
手動で隔離とバックアップフォルダーへ移動したファイルが、そのあとのスキャンで感染していないことが判明した場合、ファイルのステータスは、スキャンのあとすぐには変更されません。ステータスが変更されるのは、ファイルを隔離してから一定の期間(少なくとも3日)が経過したあとにスキャンされた場合だけです。
- 削除 – 悪意のあるオブジェクトを削除します。削除の前に、オブジェクトの復元や感染方法の確認が必要になった場合に備え、オブジェクトのバックアップコピーが作成されます。
- 無視/禁止- オブジェクトへのアクセスを禁止します。オブジェクトに対する処理は実行せず、それに関する情報をレポートに記録します。
レポート画面で、無視されたオブジェクトを処理できます。ただし、メールで検出されたオブジェクトの処理は延期できません。
選択した処理を、現在の保護機能セッションやタスクで検出された同じステータスを持つすべてのオブジェクトに適用するには、[常に選択する]を にします。現在の保護機能セッションとは、保護機能が起動してから、その保護機能が無効化されるか、Kasperskyが再起動されるまでの時間、またはスキャンの開始から完了までの時間のことです。
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