スキャンの最適化(ウェブアンチウイルス)

悪性コードを効率的に検出するために、ウェブアンチウイルスはインターネットからダウンロードされたオブジェクトの一部をキャッシュしています。キャッシュの使用時には、完全にダウンロードされたオブジェクトだけがスキャンされます。オブジェクトはスキャンされたあと、スキャン結果に基づいて、ユーザーに戻されるかまたは禁止されます。

オブジェクトをキャッシュすると処理時間が増えるので、オブジェクトがユーザーに戻されるまでの時間も長くなります。その結果、大きいオブジェクトをダウンロードおよび処理するときに、HTTPクライアントの接続でタイムアウトが発生し、問題となることがあります。

この問題を解決するには、インターネットからのダウンロード時に、オブジェクトの一部をキャッシュする時間を制限することをお勧めします。指定された制限時間を超えると、オブジェクトはスキャンせずにダウンロードされ、オブジェクトが完全にコピーされてから、全体がスキャンされます。これによって、オブジェクトをユーザーに送る時間が短縮され、接続が切断される問題を解消できます。この場合、インターネット使用のセキュリティレベルが低下することはありません。

キャッシュ時間の制限をなくすと、アンチウイルススキャンの効率は向上しますが、オブジェクトへのアクセスはやや遅くなります。

オブジェクト断片のキャッシュまたは削除に時間制限を設けるには

  1. [設定]ウィンドウを表示します。
  2. ウィンドウ左側で、Internet Security settings protection section pict スキャンの最適化 [プロテクション]をクリックします。
  3. ウィンドウ左側で、[ウェブアンチウイルス]をクリックします。
  4. ウィンドウ右側で、[設定]をクリックします。

    [ウェブアンチウイルス]ウィンドウが表示されます。

  5. トラフィックスキャン時間を制限するには、[全般]タブで、[詳細][トラフィックのバッファリング時間を制限してスキャンを最適化する]Internet Security nbox on vista スキャンの最適化 にします。制限をなくす場合は、Internet Security nbox off vista スキャンの最適化 にします。
Internet Security arr スキャンの最適化ページの先頭へ戻る

スキャンの最適化